BioEngineeringCapital株式会社

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2024.08.28

SDGインパクトジャパンと資本業務提携

~ヘルスケア関連の投資を中心としたインパクト投資の推進を目指し、体制を強化~

医療AI/DXや再生医療などのライフサイエンス領域の起業家を支援する、Bio Engineering Capital株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役:島原 佑基、以下「BEC社」)は、次世代のサステナブルな社会実現に向けた事業インキュベーションやサステナブル投資を推進する、株式会社SDGインパクトジャパン(本社:東京都千代田区、代表取締役 小木曽 麻里、前川 昭平、以下「SIJ社」)と資本業務提携を行いました。それに伴い、SIJ社取締役会長の谷家 衛氏がBEC社の取締役会長に、SIJ社代表取締役Co-CEOの前川 昭平氏がBEC社の取締役に就任いたしました。SIJ社の知見とグローバルなネットワークを活かし、ヘルスケア業界の発展と社会に大きなインパクトを与えることを目指してまいります。

【資本提携の背景・目的】

 昨今、気候変動や少子高齢化などの環境・社会課題がますます重要視されています。こうした課題の解決に向けては、産学官がこれまで以上に連携して積極的に取り組む必要があります。特に、企業や投資家は単なる利益追求だけでなく、環境や社会にポジティブな「インパクト」をもたらす経営アプローチが求められています。こうしたインパクトを経済や社会の成長、持続可能な未来と結びつけることで、相乗効果を生み出すことが重要となっています。 (1)また、BEC社の投資領域でもある医療分野は、インパクト投資の重要な対象の一つであり、医療やライフサイエンス関連のテクノロジーに投資することで、革新的な治療法の開発や医療サービスの向上など、社会に大きなインパクトを与えることが期待されています。

 この度、BEC社とSIJ社は資本業務提携を結び、ヘルスケアセクターにおける事業支援や投資を両社で包括的に推進することとなりました。BEC社は、医療やライフサイエンス関連の起業家・スタートアップに投資し、ミッションである「Sailing with Bioengineers.」を掲げ、多くのイノベーションを起こす起業家と共にこの領域を開拓し、社会に大きなインパクトを与えることを目指してまいります。

一方で、SIJ社は次世代のサステナブルな社会の実現に向けたイノベーションの促進と新たな資本の流れの創出をミッションとし、サステナビリティのインパクトと経済的な成長の両方を追求する事業インキュベーションやサステナブル投資に取り組んでいます。今回の提携により、両社はそれぞれの強みを活かしつつ、ヘルスケアやライフサイエンス分野の起業家やスタートアップを支援しながら、インパクトを重視する経営をグローバルに推進してまいります。

【Bio Engineering Capital 取締役会長 谷家 衛氏からのコメント】

「SDGインパクトジャパンは、国内外のパートナー企業とともに、サステナブルな社会構築の加速化につながる新しい資本の流れの創出や、サステナビリティに貢献するテクノロジーや事業を有する起業家の支援に注力しております。医療AI・DXや再生医療など、医療・ヘルスケア領域においても特に注目の高まる分野に深い知見を有するBEC社とともに、サステナブルな社会の促進に貢献できるよう尽力してまいります。」

経歴:SDGインパクトジャパン取締役会長。約35年の金融キャリアを有し、20年以上のエンジェル投資を通じて多くのスタートアップ創業支援、NGO/NPO支援を実施。ソロモンブラザーズではアジア最年少MDとして日本・アジアの投資部門を統括。独立系オルタナティブ運用会社であるあすかアセットマネジメントや日本政策投資銀行との合弁でPE投資のマーキュリアやIDEOとの合弁でVCのD4Vを創立。ライフネット生命、お金のデザイン、ブロックチェーンビジネスのレシカなどを立ち上げた。医療画像クラウドのMNES、地域創生のR Project、雑誌Discover Japanなどの会長を務める。 日本初のインターナショナルボーディングスクール(UWCISAK)を構想し発起人代表を務める。Human Rights Watchの東京委員会Vice Chair、国際文化会館の評議員を務める。東京大学法学部卒業。

【Bio Engineering Capital 取締役 前川 昭平氏からのコメント】

「この度のBEC社との資本業務提携締結を大変嬉しく思います。医療・ヘルスケア領域でのビジネスや投資は大きな社会的インパクトが期待できる反面、この領域で本当に意義ある取り組みを進めるためには、社会課題や各種制度に関する深い理解や、新たな技術を社会実装していく高い専門性が必要です。BEC社はこの領域で高度な知見や専門家との豊富なネットワークを有しており、同社との連携により多くの医療・ヘルスケアの起業家・スタートアップを支援し、社会課題の解決に取り組んでいきます。」

経歴:SDGインパクトジャパン代表取締役Co-CEO。ボストンコンサルティンググループにて、主に産業財・エネルギー領域の経営・戦略コンサルティング(中期経営戦略・全社構造改革・会社統合PMI・新規事業戦略・デジタル戦略等)に従事。それ以前は三井物産にて食料・化学品領域の海外事業投資(M&A・JV構築・ポートフォリオ再編等)やグローバルトレーディング業務に従事。英国のESG投資の評価・調査機関であるEIRIS(現Moody’s ESG Solutions)にて戦略検討や顧客開拓にも従事。慶應義塾大学経済学部卒、HEC Paris経営大学院経営学修士(MBA)。

【Bio Engineering Capital 代表取締役 島原 佑基からのコメント】

「この度、国内外のベンチャー投資において素晴らしい実績を持つ谷家氏を取締役会長として迎え、ミッションの追求とビジョンの実現をより高次元に追求できることを光栄に思います。また、インパクト投資がグローバルアジェンダとなる中、その推進に積極的に取り組むSIJ社の前川代表取締役を取締役として迎え、グローバルで包括的な活動ができることにワクワクしております。様々な医療従事者、研究者、起業家、金融等の専門家と連携し、あらゆるヘルスケアの課題を解決し、すべての人が安心して幸せに暮らせる世の中の実現に邁進してまいります。」

(1)経産省,「インパクトコンソーシアム」の設立発起について,2023年11月

https://www.meti.go.jp/press/2023/11/20231122004/20231122004.html